ひっぱり君を試す!!

ケリを入れられたボディは幅10cm、深さ1cmのヘコミ!ホント、直るの?

 イヤ〜な凹みを発見してしまった!どうやら酔っぱらいが蹴り込んだような、幅広い凹み。幸い、スリキズや鋭角な凹みもなく、対処法としてはまさに「ひっぱり君」向け。この場合、一回の作業で終わらせるのではなく、細かく何度も何度も繰り返すのが正しい。ひっぱる場所はいきなりセンターではなく、凹みのフチから作業する。そうすることにより、均等に持ち上がってくるのだ。なお、「ひっぱり君」はあるレベルまで持ち上げると、ポキンと自然に離脱する。

コレが凹みのアップ。ちょうどグレープフルーツ大の大きさだ。ホントに直るかなあ?

ホットグルーガンで、溶け出したスティックボンドをタブにたっぷりと塗る

熱が冷めないうち(ボンドが柔らかいうち)に、タブを凹んだボディに密着させる

5分ほど乾かしたらタワーバーを取り付ける。タブをセンターに入れ、左右の支点で支える

タワーバーを横から見たところ。真ん中のタブが持ち上がる構造になっている

タブのネジを締め上げることにより、タブはどんどん上昇し、凹んだ部分が持ち上がる


一定のところまでくると、タブはボキンとはずれる。汚れは付属の薬品で落とす

初めてにしては上出来だぜ

仕上がりを見てみると大満足。よ〜く見ると、多少の凹凸はあるものの、さらに時間をかけて作業すればもっとよくなるはず。ひとまず合格!


直らなかったら ショック!デントのプロにお願いする方法もあり!

 凹みのダメージによっては「ひっぱり君」で修復しにくい場合もある。たとえば、凹みが小さすぎる、尖ったもので突いたような凹みなどの場合だ。もちろん、デントでも手に負えない場合もあるのだが、応用の範囲は幅広い。ちなみに「ひっぱり君」の発売元「デントリペア・中野」ではデントの施行もお願いできる。ただし、東京近郊のユーザーが対象


これぞプロワザ!パワフルなスライディングハンマー

 このツールは鈑金工場でも使用するアイテム。ヘッドをタブにつけ、握った柄の部分をスライドさせて後端へぶつけることにより、凹みをひっぱり出すもの。強い力がかかるので、トントンと小さな牽引力で繰り返すのがコツ

※デントの問い合わせはこちらから。施行工賃は5000円より

BACK <<   CLOSE   >> NEXT